妊活と鍼灸~食事は妊活に限らず重要~ブログ更新!

妊活の鍼灸に来院いただく際は、食事の状況もお聞きします。
しかし、食事に関しては、「こうしてください」とアドバイスするよりも、妊娠や出産、それ以降のことを考えて体づくりしていくためには、「こんな情報もありますよ」「食事は妊活もそうだけど、生命を維持、健康を維持していくため大事ですよ」とお伝えして、できることからやっていただくようにしています。
当院へ来院される患者さんは、やはりARTを受けられている女性が多いです。
少しでも良い卵子や精子の状態になり、着床率を上げ、妊娠され、それを維持され、出産にいたるまでには体の中にエネルギーを行き渡らせることが重要です。
このエネルギーの原料は、呼吸と食事から得られます。
人間の体はすべて細胞から出来ており、毎日、どこかの細胞が新陳代謝を行い新しい細胞に生まれ変わっています。
人の全身の細胞数は60兆個とも、最新の研究では37兆個とも言われています。すごい数の細胞の集合体が人間であり、その細胞は、臓器や器官の機能によって新陳代謝のスピードが違いますが、1年経過するとほとんどの細胞が生まれ変わります。
その時に重要なことが、どんなエネルギー原料を体に摂取しているか!です。
食事のアドバイスでよくお話するのですが、精子は日々毎日、精巣で製造されますし、卵子は出産した時点でもう製造され、そこから徐々に数を減らしていきます。
精子にしても、卵子にしても、体が健康である、体がエネルギーに満ちた状態であることが大切であり、そこが充実していることが生殖機能を順調に働かせるため重要であることは、どう考えても当たり前のことに感じます。
人の生命維持は、まず自分の生命を守ることが優先されますので、その命を繋ぐ体と心の健康を維持するためには、どんなものを食べて、どんなエネルギーを蓄えるのかということは重要であることが理解できると思います。
そんな食事方法の参考に、伝統食というところをフォーカスし、病気も少なく、多産多乳だった頃の農村の食事という観点から少し考えてみたことをブログに書かせていただきました。
どうぞ、お気軽にお立ち寄りください。