私の鍼灸師の原点~師匠とは何だ!?を辿る物語 第6話:鍼灸臨床の姿勢~ ブログ更新!

師匠の鍼灸臨床の姿勢を私が語るのはおこがましいことではありますが、自分の記憶としても残して、認識を新たにしておきたいな~ということで黒野保三先生の臨床姿勢の大切な部分をブログに書かせていただきました。
私は黒野先生が創設された東洋医学研究所®で学生時代も含め10年間、修行させていただきました。そして地元、金沢市に開院させていただき24年が経過しました。さてさて、師匠のように情熱をもって鍼灸臨床の真実の探求ができているかと言うと、足らない所、抜け落ちている所がかなり多くあります。
しかし、今の私の鍼灸臨床や鍼灸業界の活動の原動力となっているのは、師匠が人生をもって示された足跡であることは確かなことです。そう思いますと、師匠の魂や精神は私の中に息づいています。
伝統とは、日本に伝来より約1400年受け継がれてきている鍼灸という医学、医療をという系統を、さらに後世の時代に受け継ぎ伝えていくことです。この作業には情熱や集中、志など、自身の人生をかける大きなエネルギーが必要なのだと感じます。
その大きなエネルギーという無形なものが、長年、継続して臨床研究等を実践することで有形となり、そのエネルギーは後世に引き継がれていくのかなとも思っています。
このようなことを思考させていただける、人生を深く考えるという作業ができることこそ師匠を持つことの意味なのかもしれません。
先生は臨床をバリバリにやられていた頃から、また旅立たれる晩年も、「たくさんのいい人に恵まれた」「いろんな人のお陰様で楽しい人生になった」と自分の人生の成果を、その言葉で結ばれています。
その考えで物事を行うことが大事なのでしょうね。
そんなブログを更新しましたので、お気軽にお立ち寄りください。
鍼灸師 田中良和 ~新たなる旅立ち~ 師匠ってなんだ?!を辿る物語 ☆第6話 鍼灸臨床の姿勢☆