千葉ロッテマリーンズ 佐々木朗希投手のピッチング

⚾28年ぶりの完全試合
⚾13者連続三振
⚾19奪三振
⚾にも関わらず投球数105球
⚾2022年4月10日(日)球史に残る歴史的試合
何から何まで規格外で凄すぎます。
私が映像として覚えているのが、元読売ジャイアンツの槙原投手が広島カープ相手に完全試合を達成した試合でしょうか。
高校最後の夏の甲子園大会岩手県大会の決勝、佐々木投手の身体と将来性を重視し、大船渡高校監督は強豪との試合での佐々木投手の登板を回避しました。結果としては、チームは負けてしまいました。賛否両論が世の中を駆け巡りましたが、その英断が今シーズンになって生きてきたのかもしれません。
千葉ロッテに入団してからも、じっくり体力づくり、身体づくりに専念していました。そのあたり球団サイドの、未来の球界をしょって立つ投手の育成方針が今シーズンで生きてきているとも言えます。
投球には大きなパワーが必要です。
大きなパワーが身体を伝わり、ボールに最終的に伝達されるわけですが、その大きなパワー故に肩や肘にかかる負担も凄まじく、実験的にみますと、全力投球を行うと1球投げただけで肘の靱帯を損傷するくらいのパワーが肘や肩にかかっています。それを回避するために、フォームや身体作り、投球間隔などが考慮されるわけです。
その負担が限界にくると投球がうまくできなくなり、メジャーリーグやプロ野球選手がよく行っているトミー・ジョン手術のような靱帯を移植する処置が行われます。プロ野球選手として投球するためには必要の手術となるわけです。
佐々木投手は、最速164kmで150km後半の平均で投球を行うわけです。フォークボールも145kmの速球です。肩や肘にかかる負担はかなり大きいことが予測されます。
投球動作は全体をみて判断する必要がありますが、私は彼の骨盤や股関節の機能に注目しています。
最近よく勉強している部分であり、スポーツ選手の身体をみる時は大事な部分です。現在、股関節や骨盤機能の詳細、機能解剖や運動メカニズムを勉強しています。
佐々木投手が投球時、踏み出した足(左足)へ完全に体重移動した時の、左足のブレーキングからの左股関節がまわりながら捕手の方向へ向かっていく動き。それを右股関節の動きがアシストして大きな力を生んでいるのでは?!と何回も何回も動画を繰り返しみて、解剖学の本とにらめっこしています。笑
テコの原理もうまく働き、肩や肘への負担はかかるにしても過度の負担にはなっていないように見受けられます。
この投球をさらに進化させながら、肩や肘の故障で悩むことがない状態を維持していって欲しいと思います。
まだまだ進化する要素を秘めているワクワクするようなピッチングです。
佐々木投手の女房役である松川捕手も、2足年下のバッテリーということで注目されています。私も野球をやっているときは捕手をやってましたので、捕手が注目されるのは嬉しいですね✨
またファンの方が言ってました「メジャーには行かないでくれ~」と。
これだけのピッチングパフォーマンスを見せつければ、メジャーリーグも黙ってはいないでしょう。
奥川投手もそうですが、ワクワクさせてくれて、プロ野球を観戦氏に行きたい!!と思える選手たちには、出来れば日本で長くプレーしてファンを喜ばせて欲しいな~というのが本音です。
5%ほどはメジャーリーグでどれだけの成績を残せるかを観てみたいという気持ちもありますが。
これからのプロ野球がさらに熱く楽しみです。
そして世代交代してキラキラ活躍する選手が出てきているプロ野球界⚾
どの世界でも若手が育っている業界は伸びて行くのかな~とも思います。
佐々木朗希投手の今後のピッチングから目が離せない☆彡
奥川恭伸投手もね☆彡