鍼灸師、私、師匠って何だ?!を辿る物語~第2話 修行開始~ブログ更新!

私は昭和63年3月から平成10年4月まで名古屋の東洋医学研究所®所長の黒野保三先生のもと鍼灸(あん摩マッサージ指圧も)の修行をさせていただきました。
それも住込みです✨
開業してから今年の6月20日で24年を迎えるわけですが、ここまで継続して来られたのも、また、多くの鍼灸業界や学術関係の活動をさせていただいているのも、全てと言ってもいいくらい、この修行時代に集約されていると言っても過言ではありません。
ここが基盤(ベース)となり、この23年と8ヶ月はその応用と言ったところでしょうか。
ほぼ叱られることしかありませんでしたが、濃密な鍼灸修行生活を過ごす場を作っていただき、師匠の黒野先生には感謝という言葉しか見つかりません。
そんな大事な師匠も人間ですから人生に幕を閉じる時が来ます。
師匠の鍼灸人生は、情熱と信念に溢れ、努力と忍耐を重ね、誠意と喜びに満ちた、そんな人生ではなかったかと思います。黒野先生の人生を私が推測するには、まだまだ足らないところばかりですが・・・
私も遠く離れましたので、しょっちゅう名古屋の研究所に行けるわけではありません。顔を出した時には心から喜んでいただき笑顔で迎えていただきました。実家って感覚でしょうか。
そして、先生が晩年、事あるごとに言われていたことで印象に残っているのは、「私の人生は、本当に、いい人に恵まれたな~」と言うことをしみじみ繰り返し、お話されていたことが脳裏に残っています。
それは師匠の夢と行動、そして心づかいなど人間力に弟子を含め、多くの人が集まってきたのだと私は思っております。
そんな師匠を、お世話になった修行時代の覚えている範囲ですが、回想しながら「師匠とは何なのだ?!」を辿るブログを書かせていただいております。
どうぞお立ち寄りいただけると嬉しく思います。